ヒメハネビロトンボ Tramea transmarina yayeyamana

ヒメハネビロトンボ Tramea transmarina yayeyamana Asahina, 1964

体長

成虫出現時期:3月上旬~11月下旬(4月上旬~11月上旬に多い)

分布:八重山諸島

生息環境:平地から山地の池沼、湿地、水田、畑、水路、尾根、路上

備考:ハネビロトンボと同様に後翅付け根に褐色斑があるが、本種の場合褐色斑を縁取る橙色斑は無いか、あってもごく薄い。

個体により褐色翅斑が小さいものから後翅のみならず前翅まで全体的に広がる個体まで様々。

若い個体は褐色斑を縁取る橙色斑がある個体が見られるのでハネビロトンボと間違えないように注意が必要。

額上部が紫色で、♂は目立つが♀はこれが狭い。

未熟個体はハネビロトンボほど腹部のオレンジ色味は強くない。

ハネビロトンボと近縁種であり、種間雑種が採れることもある。

ハネビロトンボとヒメハネビロトンボの識別

 

♂成熟 沖縄県(西表島) 2022年6月

 

♀成熟(翅斑拡大型)沖縄県(石垣島)2020年5月

 

♀半成熟 沖縄県(西表島) 2022年6月

 

以下、翅斑変異の例

♂石垣・西表島産

 

♀石垣・西表島産